【境・界「心の度量を表す?境界意識」】

コミュニティを形成する団地の中にぽつぽつと空き地が目立つようになると、わがもの顔に雑草がはびこる。周辺の景観を壊すことはなはだしい。私たちは私有地なら他人様に何を言われようと関係ないのだろうか。そろそろ私有地という概念とともにコミュニティ意識を高めないと、街はその魅力を失うことを共通認識としたいものだ。【境(キョウ・ケ・さかい)】土地の境界線を巡って争う。国境を越えて隣国に亡命する。人の世について回る「境」、これって一体なに?「境」という漢字は土と寛で構成される。土はともかく、寛は「彊」からきており、境内、境涯、境遇のように物事の境目を表している。漢和辞典によると、境は領域の尽きたところ、界は仕切り、域はわくの中、彊は真四角に区切った田畑の境とある。【域(イキ・さかい)】「域」は杭で境を印した土地を意味する「或」に士を付けた漢ある字だから、区域のように、広さを表す意味合いが強い。「或」と言えば、「或いは」なんて具合に使うことの方が多いけれど、もともとは「域」の原字だ。それが、一つの文脈を転じる際の表現に借用され、「もしくは」という意味の「或いは」が誕生したよ境界というのだから、「界」についてもう少し。田の下に介で「界」である。どうも田圃が関係しているようだ。田と田のさかいが「界」なのだ。

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